黒江の町へおかえりなさい
日本のどこか懐かしい町並みが残る黒江。黒江ぬりもの館は160年前の塗師【ぬし】職人の家をリノベーションした古民家カフェです。
訪れた方に言って頂けるのは、「何だか実家に返って来たみたいな落ち着き。また来ます。」そんなお客様との出逢いを、一日に何度も繰り返します。
黒江ぬりもの館はスタッフ皆で、黒江にいらっしゃった皆様に、いつも変わらず「お帰りなさい」とお迎えさせて頂きます。
黒江ぬりもの館では地元の食材をメインにしたランチやスウィーツを、漆器に盛り付けて召し上がって頂けます
海南や黒江に住む女性スタッフがほとんどなので、黒江の歴史やおもしろ話をしつつお客様をおもてなし致します。
また、地元の漆芸家さんや問屋さんの漆器/アンティークの陶磁器等、ご購入頂ける展示販売スペースもございます。ここでしか出逢えない人や器で皆様をお迎えさせて頂きます。
黒江ぬりもの館では、根来研ぎだし体験や柿しぶ染め一閑張り体験、その他、作家さんなどが主催する様々なワークショップを体験頂けます。ほとんどのものが事前ご予約必要になりますので、メールやお電話からお申し込み下さいませ。
また、地元を中心に活動する作家さんの活動の場として貸切スペースのご利用も頂けます。
黒江ぬりもの館内は1階最大30名程度、2階20名程度の方にご入店頂けます。もしも大人数でのご来店をお考えでしたらお電話等で事前にご連絡頂けますとスムーズです。音楽ライブの開催や少人数からの貸切スペース、夜の貸切パーティーなど、様々な用途に使って頂けます。出来るだけご要望に対応させて頂きますので、どうぞお気軽にご相談下さいませ。
施設ご案内/アクセスへ日本4大漆器の町でのおもてなし
室町時代から漆器の町として黒江は栄えて来ました。紀州藩の比護の元、漆職人や沢山の商人が行き交うにぎやかな商売の町。その昔は船を使って全国各地へと商品を運んでいた為、現在は自動車がよく通るメイン通りであります川端通りはその名の通り川(運河)でした。そして、一本南に位置します黒江ぬりもの館のある通りは、大名行列の行き交う様な本来のメイン通り。
通りには木地屋から塗師、問屋、その後商品の出荷がスムーズに進められる順番で軒が並んでおりました。明治以降はレンガ造りの漆精製工場など、近代化の波に乗り、海南市、和歌山県を代表する産業として発展して行きます。昭和中期には漆器団地への移転が進み、沢山の企業が全国へ漆器を販売して行く最盛期を迎えました。
現在、黒江の町中には漆器ギャラリーや販売のお店は非常に少なくなってしまっております。
紀州漆器を手に取って頂ける環境を作るため、黒江ぬりもの館では、黒江出身の作家さんの作品から卸し問屋さんからの商品まで、幅広く商品を展示販売しております。また、漆器で召し上がって頂けるランチやデザートで皆様をおもてなしさせて頂きます。口当たりの良い漆器の魅力を皆様にお伝え出来ますとうれしいです。
紀美野の葡萄山椒や竹炭を練り込んだ黒いビーフカレーです。黒江ぬりもの館店内にて1,000円でご提供。
お持ち帰りお土産にも大人気のレトルトパック¥750で販売中
黒江を代表する漆芸家の1人である橋爪玲子氏の作品を展示販売中。希少な国産漆など、素材にとてもこだわって作られる作品は、女性を中心に全国でもとても人気です。毎月テーマによってかわる作品展示。女性作家ならではの繊細で可愛らしい筆づかい。特に人気のアクセサリーや茶道具などの小物を中心に販売中です。
黒江出身の漆芸家で伝統工芸士でもある林克彦氏のひょうたん盃で、黒江の酒蔵・名手酒造の「黒牛」生原酒を召し上がって頂けます。黒牛生原酒は特に希少で時期によっては売り切れの場合もございます。